分子栄養

コーヒーを飲むタイミング

栄養療法で体調を整えようとする人たちは

すべからくカフェインを気にします。

先日おススメのハーブティーを書いたのもカフェインの摂取量をコントロールするため。

 

カフェインにはいろいろな作用があるんだけど、

特にコーヒーに絞ると、

 

・アドレナリンが分泌→一時的にやる気が出る

・腸の働きをよくする(お通じが良くなる)

・体内のビタミン、ミネラルを奪う

・ポリフェノール(クロロゲン酸)を摂取できる

・香りのリラックス効果

・依存性が高い etc…

と良い点・悪い点両方あわせ持ってる飲み物。

 

今日はその中で、飲む【タイミング】の気を付け方について。

コーヒーを飲むと、飲んだ瞬間から舌下の組織による成分の吸収が始まるので

口→食道→胃といった消化器官を通すよりも体への影響に即効性がある。

一時期「完全無欠コーヒー」といってコーヒーにグラスフェッドギー(バター)やMCTオイルを入れて飲むことが

一部の人の間で流行したけど

 

このスタイルが実践できて快調に過ごせる身体の強さを持っている人は

このBLOGには用がないでしょう(笑)

 

カフェインを摂取してアドレナリンが分泌されると、一時的に血糖値が上がる。

ただしその後、上がった血糖値は低下する。

血糖調整に難のある人は急な上げ下げ(血糖値スパイク)で、

コーヒーを飲んだ数時間後に逆に「どっと疲れて」しまう。

 

例えば、2-3時間の会議やプレゼンを頑張りたい、ここぞという商談で気合いを入れたい、

なんていう短期決戦の場合にはコーヒーをうまく使えば良い結果に繋がるかもしれない。

ただ、長丁場の前なんかに飲んでしまうと、途中で息切れを起こしてしまう可能性が高い。低血糖に陥る。

低血糖になると焦燥感や不安感が出てくることにもなるので無用なトラブルの元となりかねない。

カフェインを摂取するタイミングに気を付けたいのは上記のような理由による。

 

ただし日常的にコーヒーを飲み過ぎ(日に2-3杯を毎日レベル)ている人は、

すでにカフェイン中毒なんだけど、無自覚な人が本当に多いのも事実。

無自覚の怖さは「頑張り過ぎてしまう」こと。

身体はサインを出していても、それに気づけなくなってしまう。

コーヒーの一番怖いところはココ。

 

確かに、コーヒーがばがば飲んでて平気な人もいる。

そこにはかなりの個体差が存在するから「どのくらいなら飲んでいいよ」というのは人による。

 (カフェイン中毒者はカフェイン断ちを勧めると「どれくらいなら飲んでもいい?」って聞いてくる(笑))

一度、2週間まるまるカフェインを抜いてみたら「本当の」自分の体感に近づけると思ってみて。

ただ、いきなり2週間抜くのって相当しんどいのよ(経験者)

だから、まずは飲む頻度を減らしていく。

週5飲んでる人は1日おきの週3にするとか、日に2-3杯飲む人はまずは1日1杯にしてみる、とか。

中毒性あるから、徐々にやらないと抜くのしんどいからさ。

 

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