しつこく繰り返す肩こり・首こりの原因は知らない間に陥っている夜間低血糖にあるかも?!
というわけで前記事では首・肩周辺の筋肉へのアプローチを中心にまとめてみました。
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頑固な首こり・肩こりは夜間低血糖が原因かも!?その1
首や肩が凝る原因は夜寝ている間にあるかもしれません。
寝ている間の血糖値の低下は歯ぎしりや食いしばり等引き起こし全身を緊張させています。続きを見る
いわば対症療法ですが、症状が重たいうちは「とりあえず」対処しておくのも大切なことです。
今回は分子栄養学的な夜間低血糖への根本原因に対するアプローチをまとめていきます。
夜間低血糖とアドレナリン
夜間低血糖の機序は
寝ている間に血糖値が下がり過ぎてしまう
血糖値をあげようとしてアドレナリンが出る
こうですがアドレナリンは交感神経に作用して興奮を促すホルモンなので、
本来は副交感神経が優位になって身体を休めるモードであるはずの睡眠中に全く逆の効果を発揮してしまいます。
野村哲也さんの投稿がとってもわかりやすいです。
血糖値を下げないために
では寝ている間に血糖値を下げないためにはどうすればよいのか?
まずは「寝る前に急激な血糖値の上昇を招かない」よう気を遣いましょう。
つまりは寝る前にスイーツその他、
砂糖を摂取すれば低血糖持ちのアナタに安眠は訪れないと思ったほうが良い、ということです(笑)
夜のおやつタイム禁止!?
って絶望的な気持ちになった方、
救済措置を下に書いてますのであきらめずに最後まで読んでくださいね(^_-)-☆
夜間低血糖対策その0「夕ご飯の食べ方」
夕食はおかずを多め、タンパク質や脂質リッチなメニューを優先的に食べて、
糖質祭りにしないこと。
糖質を摂る際も、よく噛んで消化を促しましょう。
「寝る前に何か食べないと空腹で眠れない」というのも低血糖症の症状です。
とは言っても、食べないと空腹で眠れなくなるそのツラい気持ち、私も痛いほどわかります。
夜間低血糖対策その1「甘麦大棗湯」
眠る前に甘麦大棗湯という漢方を飲んでみましょう。
この漢方薬はクセもなく甘くて飲みやすいです。
初めてお湯に溶いて飲んだ際の第一印象はホットケーキを薄めた液体を飲んでるみたいでした。
その名称の通り組成は甘草・小麦・大棗というシンプルなもの。
これがどういうわけか低血糖によく効きます。
通常は赤ちゃんの夜泣きなんかに処方される漢方薬です。
夜間低血糖対策その2「ローチョコレート」
甘いものが食べられないのはつらい!
という方はローチョコレートを自作して、低血糖様の症状が出た時に食べてみてはいかがでしょう。
やはり寝る前にー!ココナッツオイル、ピーナッツペースト、プロテイン大さじ2。きな粉、キャロブパウダー大さじ1。レーズン大さじ1を刻む。混ぜ混ぜして、ラップに包み冷蔵庫で冷やすだけのロー仕様。私はココアはカフェインやテオブロミンのせいか苦手なのでキャロブにしました。今回を元に沢山作る pic.twitter.com/9C4fJNEEFD
— ハッピー (@happynyannyan2) 2018年12月15日
こんな感じで砂糖入れずにチョコレート風のおやつを作っておき、寝る前などに齧ればOK。
私が作るときは
・カカオパウダー
・プロテイン
・生クリーム
・鉄剤
・ココナツオイル
・ナッツ
・ドライフルーツ
等々、砂糖を入れなくても美味しくできますが、
やっぱり甘味がないとつらい!って方は少々砂糖入れてあげてもよいかと。
味がマイルドになります。
値段帯が全然違いますが、ココアパウダーを使うよりもカカオパウダーを使用したほうがポリフェノールや酵素の働きが期待できます。
また欲張って鉄剤補給も兼ねたローチョコにしたい場合は粉末状の鉄剤を使いましょう。
夜間低血糖対策その3「ミルクココア」
寝る前にチョコはきついって方にはホットココアという形で。
・ココアパウダー
・ココナッツオイル
・山羊ミルク
・クロストラム(あれば)
大切なのは「ココナツオイル」をしこたま入れてあげること。
良質な脂質の大量摂取で血糖値の乱高下を防ぎ、
糖に代わるエネルギー源を提供する目的です。
山羊ミルクに含まれるカゼインは牛乳のカゼインとは違い人間の腸管を攻撃しないので、
乳製品がどうしてもやめられない人は代替品として山羊ミルクを使うことで腸管の炎症進行を防ぎます。
メインバーグゴートミルク, ヤギの全脂粉乳、ビタミンD、12オンス(340 g)
もしお持ちであればクロストラムを入れてあげるのもいいですね。
クロストラムはお母さんの母乳に含まれる成分で、
生まれたばかりの赤ちゃんの腸管は穴だらけ
(生後すぐの赤ちゃんの腸管はいわゆる'リーキーガット状態'なんです)
なのを修復していく成分でもあります。
まとめ
以上、自分に合った方法で夜間低血糖を予防し快適で深い睡眠を取り戻してくださいね。
しっかり眠れてさえいれば、
多少睡眠時間が短くても朝スッキリと目覚めることができます。
夜間低血糖がひどければひどいほど、対策の効果を実感できるはずです。