ラドンを含む温泉って入ったことありますか?
無臭だし、色もないし、お湯がトロトロしているわけでもない。
無色透明、普通のお湯…。
イマイチ効果が実感できていない方、多いのでは?
実は副腎皮質に効くといわれております。
ラドンを含む温泉の効果
ラドンを含む温泉の適応症は
リウマチ性疾患、痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性肝・胆道疾患、外傷後遺症 なんかが挙げられる。
私自身はリウマチも痛風も持っていないんだけど、入ると身体のポカポカが長めに持続するので冬場に特に重用する。
体温が少し上がった状態持続の実感が他の温泉よりもあるんだけど、
体温調節は脳下垂体から甲状腺経由のチロキシンというホルモンと副腎皮質経由のコルチコイドというホルモンが関わるから、
この辺に効いているんじゃないかと想像しながら湯につかる(変態)
甲状腺機能低下や副腎疲労があって冷え性、普段の体温が35℃台以下の人は
特に身体がよく温まるのが実感できるハズ。
ラドンは脂溶性
ラドンは脂溶性の物質で副腎皮質や脾臓、皮下脂肪、神経線維のような
脂肪含有が高い臓器に蓄積する。
温度が高いほど吸収率が上がると言われ、皮膚からと呼気から吸収される。
31℃よりも38℃の湯に入浴することで吸収が5倍になるのだとか。
またラドンは空気より重たい気体で水面によく溜まるので、ラドンを含む温泉につかるときは鼻呼吸でしっかりと吸い込んでください(笑)
そもそもラドンって何?
ラドンは放射性の重い気体で半減期は3.8日と比較的“足の速い”物質なんだけど、ウランとトリウムの崩壊系列の主要元素なので生成量は多く、花崗岩の岩盤の中に多く存在する。
The Elementsより引用
低線量の放射能なんですね~。
まぁだからこそ目には見えないですぜってこと。
ただ半減期が速いのと同様、入浴後、お湯から出て20分で体内に吸収したラドンはほぼ完全に排出されてしまうという。
なんと切ない。
ラドンは汗にも排出され皮膚へも作用すると考えられるので入浴後に皮膚表面をシャワーとかで流さない方が良いそう。
ミトコンドリアと放射線
ミトコンドリアの内膜と外膜で電子をやり取り(電子伝達系)してATPが生成されるのですが、この流れの中で放射線や紫外線の電磁波が利用されるそうで。
電磁波の力で水素分子をプロトンと電子に乖離させていく。
そこに放射線の電磁波が一役買っているのでは?って話し。
福岡にもある!ラドンを含む天然温泉
あまり知られていないけど、実は福岡にも天然のラドンを含む温泉が存在していて、実はこれが高濃度。
全国の有名なラドン含有泉を挙げたときには上位にランクインするのですが、
入りに来ているのは地元のお爺ちゃんお婆ちゃんがほとんど(笑)
糸島市の「きららの湯」という温泉です。
低線量と言えど放射線を浴びること自体が身体に悪影響だとする説もあるけれど、
私にとってはたまにいただく嗜好品的なお風呂だし、身体的な実感が高いので好んでおります。
福岡にお住いの方は是非一度行ってみて欲しい天然温泉です♪
休憩室が空いているのでおススメなのと、きらら食堂で提供される地元の海の幸も美味しいですよ~。