経血にレバーのような塊が混ざる人って多いと思います。
経血ゼリーと呼んだりもする。
これって婦人科系の病態としてどういうことなのか考えてみます。
そもそも経血は
子宮内膜が剥がれて出血し
↓
一度固まった血液が酵素の働きで再び溶かされる
↓
体外へ排出(これが経血)
通常は塊のまま出てくることは無いが
子宮内膜が厚すぎると酵素の量が足りずに溶かしきれなくて塊として出てくるよう。
子宮内膜を厚く成長させる女性ホルモンがエストロゲン。
つまりはエストロゲンが増えすぎているところに問題があり、
エストロゲンは炎症を抑える働きのあるホルモンで、
体内に炎症があれば分泌が促進されていることになる。
また外的な要因として環境ホルモン(あるいは内分泌かく乱物質とも呼ばれる)が体内に取り込まれるとエストロゲンと似た働きをすることも要因となる。
環境ホルモンとは身近なものだと例えば
・有機塩素化合物(殺虫剤など)
・ビスフェノールA(プラスチックの材料で食品の食器や哺乳瓶にも使用される。酸性や高温の液体に接触すると溶け出す)
意外と盲点なのが、レジでもらう感熱紙レシートはビスフェノールAが使われているので気を付けたいところ。
後は重金属(水銀、カドミウム、鉛)なんかも内分泌かく乱物質の可能性が高いそうな。
経血ゼリーのことを漢方薬局で相談すると高確率で「瘀血」と言われる。
血の巡りが悪くなる主な原因は、、
— 櫻井 大典 / 新刊『気うつ消し』でたよ (@PandaKanpo) September 12, 2020
1 寒凝血瘀:外からの冷え
2 陽虚血瘀:内からの冷え
3 熱盛血瘀:外からの熱
4 陰虚血瘀:潤いの不足
5 気虚血瘀:気の不足
6 気滞血瘀:気の停滞
7 痰瘀交阻:瘀血が誘発した痰
8 跌打損傷:打撲外傷など
などなど。#真夜中の中医基礎
そして瘀血だと鍼も効きにくくなるらしい。
私が長年苦しんだ首〜背中のゴリゴリバキバキに効いたサプリメント
— 篠塚 明日香「大人の栄養スクール」主宰 (@eiyo_counseling) October 29, 2020
1、マグネシウム
2、グルタチオン
3、メチルコバラミン
4、CoQ10
エネルギー不足、毒ためてるといくら鍼してもコリが取れない。瘀血があれば鍼は効かない。3と4は量もポイント。#副腎疲労だった人#背中の地獄のコリ#個人の結果
そして十中八九、紅沙棘(ホンサージ)や冠元顆粒を勧められたりする。
見た目は賢者の石っぽくて飲むの楽しい(←ハガレンオタ限定)んだけど
非常にコスパが悪い。
特にサージ系は価格ばっかり高くてさしたる体感が伴わないのがツラいところ。
話を戻そう。
経血の塊が出ることは20代後半や30代では決して珍しいことではないけど、
上記の機序を理解しておいて、
あまりにも量が多かったり、頻繁だったりする場合には子宮筋腫や子宮腺筋腫の疑いも出てくるから
見逃さないように。