分子栄養療法

コーヒーはビタミンBを排出してしまう?

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栄養療法ではしばしばコーヒーを始めとしたカフェインを「摂らない」ことを推奨されることが多く、

 

徹底が必要な場合は完全にカフェインを断つことを言い渡される人も。

 

 

「アドレナリン」以外の観点からコーヒーについて考えてみたいと思う。

 

 

コーヒーを飲む人の大規模追跡研究

 

健康な中年ノルウェー男性・女性 10,601人のコホート研究で

 

血中のビタミンB濃度と総ホモシステインを測定し、

 

コーヒーの消費量、喫煙、アルコールの使用、身長、体重などの

 

ライフスタイル要因に関する情報をインタビュー調査した結果がコチラ。

 

 

コーヒーの消費は血中ビタミンB濃度の低下と個別的な関連が見られた。

コーヒーを制限した人と比べて1日に4杯以上飲む人は

血中濃度がそれぞれ葉酸が11.7%(P<0.001)、PLP(ピリドキサールリン酸)が14.1%(P<0.001)、リボフラビンが5.5%(P=0.01)と低く、

ホモシステインは 6.8% (P < 0.001) 高かった。

(中略)

この結果に喫煙状況、アルコール摂取量、および性別と相互作用は見つからなかった。

Arve Ulvik, Stein Emil Vollset, Geir Hoff, Per Magne Ueland.Coffee Consumption and Circulating B-Vitamins in Healthy Middle-Aged Men and Women.Clinical Chemistry, Volume 54, Issue 9, 1 September 2008, Pages 1489–1496

 

※PLP(ピリドキサールリン酸)は我々の大好きな活性型のビタミンB6(ピリドキサール-5′-リン酸、P5P)ですよ!

 

それ何だっけ?って方はこちらへどうぞ↓

 

 

クロロゲン酸がホモシステインを増加させる?

 

上記研究では、コーヒーがホモシステインの増加に影響することで葉酸が逆相関を示すことにも触れている。

 

ホモシステインの増加はコーヒーに含まれるクロロゲン酸に起因するとも推察されている。

 

ホモシステインは動脈硬化や老化と関連が深い物質でしたね~。

 

 

さらに研究では

ビタミンBの血中濃度が高いほど尿に排出される可能性

を結論に置いている。

 

 

コーヒーの消費によって、ビタミンBの血中濃度が高いほど、

 

コバラミン(ビタミンB12)を除く

 

葉酸P5P(活性型のビタミンB6)、リボフラビン(ビタミンB2)が尿への排出によって減少する可能性があるとの結論。

 

 

これは…ざわ…ざわ…

 

 

ビタミンBコンプを飲んでいる方がコーヒーをガバガバ飲んでしまうと

 

せっかく摂ったビタミンB群が垂れ流し状態になってる可能性を否定できないのです。

 

 

のみならず、ホモシステインが増加してしまうという結果を招きかねない。

 

やはり依存性が強く出る物質に対しては
時々立ち止まって付き合い方を再考すること、
必要ですね~


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