低血糖 分子栄養

体温低めが良くない理由は酵素活性にあり

「マグネシウムとビタミンB群は補酵素になるからとにかく摂って!」

って耳にタコができるほど言われてウンザリしている方も多いと思う。

そもそも補酵素ってどうしてそんなに大切なの?

酵素は代謝のスピードを速める

酵素は体内の化学反応(≒代謝)のスピードを速めるものだけど、

それ単体では不完全で補酵素と合わさることで働くことができる。

低血糖症は酵素の働きが弱い人が多く、血液検査の項目だとAST・ALTの値が低かったり(理想の数値は20前後)

γGTPが一桁なんて人はビンゴ。

酵素の違い=個体差

酵素によって化学反応を触媒される物質を基質というんだけど、

基質に働きかける酵素は人によって形が異なる

これがいわゆる個体差と呼ばれる部分。

基質と酵素がぴったりと合致することで反応が進むんだけど、

上述の通り酵素は人によって形が異なるため、必ずしも基質とぴたりと一致しない。

そこで補酵素がそのスキマを補う役割を果たす。

補酵素の必要量はそれぞれの酵素の形によって変わるため、

どれだけ補酵素を摂ればいい!という決まった分量は無く、個人による差が大きい部分でもある。

酵素が働きやすい環境を作る

代謝は化学反応なので、反応が起きやすい適正温度というものが存在する。

低い体温で働く酵素もあるけど、一定の体温以上で働きが活性化する酵素が多く、

それが36~37度と言われる。

平均体温が35度とかって人は体内の酵素活性も低下している可能性が高いので

1つ知っておいて欲しい。

 

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