この頃、胃の不快感(胃と腸での消化の不良)に悩まされまくっていましたので
塩酸ベタインが消化の不具合をなんでも解消してくれる神サプリかの如く信仰していましたが
実際はそんなこと無くて、
可能ならサプリ以外のもので胃酸補強してあげたいねって
今日はそんな話。
塩酸ベタインについて
国内で販売しているいわゆる胃薬は胃酸を抑制させるアプローチのものが多く、
胃酸弱い傾向のある日本人にはiHerbで胃酸強化できるものを入手したい。
塩酸ベタインは胃液の酸度を調節する働きがあり、
動物の成長促進などにも効果が認められていて飼料に添加されることもあるそう。
塩酸ベタインの「ベタイン」はトリメチルグリシン(N,N,N-trimethylglycine)と呼ばれる物質で
ホモシステインをメチオニンに変換する反応においてはメチル基を供与する。
塩酸ベタイン自体は弱酸性で酸味を持ち、胃酸分泌が不足している人に有用。
塩酸ベタインのサプリ比較
Now Foods, ベタインHCL、648mg、ベジカプセル120粒
こちらはベタイン塩酸塩が単体で配合されている。
1ベジカプセル当たりの成分は
成分 | 成分量 |
ベタイン塩酸塩 | 648mg |
酸安定性プロテアーゼ(150SAPU) (クロコウジカビ由来真菌ペプシン) |
150mg |
一方こちらはベタインと牛の胆汁がブレンドされている。
Thorne Research, バイオジェスト、60カプセル
2粒当たりの成分はこんな感じ。
成分 | 成分量 |
ベタイン塩酸塩 | 480mg |
L-グルタミン酸塩酸塩 | 480mg |
パンクレアチン(豚) | 140mg |
牛胆汁濃縮物 | 80mg |
ペプシン(豚) | 70mg |
塩酸ベタインが禁忌となる人
塩酸ベタインを使いたい場合、まずは胃カメラによる検査をしてからにすることが推奨される。
というのも、胃潰瘍の患者・妊婦・母乳栄養を行う人には塩酸ベタインが禁忌となるから。
胃カメラをして初めて胃潰瘍が発見されるケースもある。
またNSAID(非ステロイド性抗炎症薬、いわゆるバファリンとかロキソニン)や
ステロイドを服用している人も使用不可。
さらに、さらに、腸に炎症がある場合も
塩酸ベタインは第一選択からは外れます/(^o^)\ナンテコッタイ
「腸に炎症」というのは膨満感が強かったり、便の臭いが強い等の
身体に現れるサインから推測可。
腸に炎症がある場合、胃酸を強めるとそれ自体が刺激となってしまう場合があるそうな。
厄介だなぁ。
どうすれば胃酸を補助できる?
こうなると「わたし塩酸ベタイン使えない!?」って人は結構多いんじゃないかと思う。
胃酸を強める酸性の食品を食事の直前に摂ってあげることは消化の助けになるので
レモン汁・梅干し・リンゴ酢
この辺りを積極的にいただいてみてはどうだろうか。
腸に炎症持ちの方はリンゴ酢なんかカンジダにも効くし、悪玉菌殺すしで特におすすめできる。
レモンの場合は輸入物の防腐剤に気を付けてね。