分子栄養

CoQ10はコレステロール生成の副産物

本日もコレステロールへの誤解を解いていくッ!

コレステロール生成の機序

体内のコレステロール生成は主に肝細胞にて行われ、アセチルCoAから合成される。

途中の生成物質まで分かる必要はなくて、アセチルCoAからコレステロールへの生合成の過程で

ユビキノン(=CoQ10)が生成されることが分かればOK。

アセチルCoAの不足はCoQ10の不足、ひいてはスタミナ不足

アセチルCoAとはアセチル補酵素の略でクエン酸回路のキーとなる物質でもあり、

脂肪酸生合成の原料ともなり、中性脂肪を生成する。

(低中性脂肪さんにとって特に重要!)

低血糖症、甲状腺機能低下等があるとアセチルCoA自体が不足してしまい

コレステロール生成にも影響が出る。

またCoQ10はATPの生成量が多い電子伝達系に必須で、

これが不足するとスタミナのない身体になる。

ATPってなんだっけ?って人は下記。

コレステロールの使い道

スクアレンという物質からさらにいくつかの変換を経て生成されたコレステロールは

肝細胞から直接胆汁に放出されたり(胆汁コレステロール)、

酵素を介して胆汁酸にもなる。

リポタンパク質(健康診断のLDL、HDLの項目でお馴染み)に取り込まれ、

コルチゾールやプロゲステロン、エストラジオール、テストステロン、アルドステロン等

ステロイドホルモンの合成に利用される。

リポタンパクについては下記参照。

 

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