ミルクシスルはマリアアザミから作られるハーブで
有効成分「シリマリン」は
〇胆汁分泌の促進
〇インスリン抵抗性の正常化(耐糖能異常)
〇抗酸化作用を持ち、脂肪肝を改善する
昔から肝臓に特効を持つと言われ、
まさに脂肪肝がある方、低血糖がある方、胃腸の消化で悩んでいる方にピッタリなハーブです。
アザミって、ほら、よく野原に咲いてる紫色のトゲトゲした身近な花ね。
ミルクシスルの有効成分シリマリン
ミルクシスルの有効成分はシリマリンで肝疾患の患者に広く使われるハーブ。
シリマリンの持つ抗酸化作用
シリマリンはリボソームRNAポリメラーゼ(RNAの転写を触媒する酵素)を刺激して
鉄をキレートし抗酸化効果を発揮するそう。
脂肪肝においては酸化ストレスが大きく関与していると考えられており、
抗酸化の方策をとることは重要。
なので抗酸化対策としてビタミンEも選択肢の1つにあがる。
ビタミンEサプリの選び方は下記記事参照
シリマリンはインスリン抵抗性を抑制する
なんとシリマリンはインスリン抵抗性にも作用するから、耐糖能異常がある人にも有用です。
アルコール性肝硬変の糖尿病患者にシリマリンによる長期(12か月)の治療を行ったところ、
脂質の過酸化とインスリン抵抗性が有意に減少した
M Velussi 1, A M Cernigoi, A De Monte, F Dapas, C Caffau, M Zilli.”Long-term (12 months) treatment with an anti-oxidant drug (silymarin) is effective on hyperinsulinemia, exogenous insulin need and malondialdehyde levels in cirrhotic diabetic patien” Journal of hepatology,1997 Apr;26(4):871-9.,
上記報告はアルコール性脂肪肝に対する報告だけど、
非アルコール性脂肪肝(NASH)やその予備軍であるNAFLDの方々にも有用と言えそう。
NASHとNAFLDって何だっけ?
胆汁分泌も促してくれる!?
ここまで読んだらすでに「ミルクシスルめっちゃええやん!」って
なりそうですが
さらにミルクシスルは胆汁分泌も促進してくれるということで
肝臓をやられている人々にはとても重宝するハーブ。
Jarrow Formulas, オオアザミ、150mg、ベジカプセル100粒
Thone社のリバークレンズなんかにもしれっと配合されていたりする。
そんな万能感えげつないミルクシスルですが1つ注意するべき点は
ココに注意