分子栄養 婦人科

月経前症候群(PMS)と副腎疲労

2021年1月26日

 

副腎疲労がある人は大抵PMSに悩んでるよねって話。

 

 

まず押さえて欲しいのは

副腎疲労では性ホルモンが低下する

ということ。

 

 

副腎ちゃんがお疲れだと適切な水準のホルモン量を製造できなくなり、

性ホルモンが低下することが多い。

 

 

そこで

日本では医師の処方が必要なDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)

 

という性ホルモンの前駆体となる物質(若返りホルモン、抗ストレスホルモンとも呼ばれる)を副腎疲労の治療に用いるケースがある。

 

 

DHEAはテストステロン(アンドロゲンの一種)、エストロゲンの原料となる。

 

 

男性では一定の用量を守り服用することで副腎疲労の改善に効果がある。

(過剰摂取で敵対心や攻撃性が高まる恐れがある。服用は専門家の指導のもと行うべき)

 

 

女性では程度が著しい場合の副腎疲労を除いて、DHEAの服用はすすめない。

 

 

多毛やニキビなどの症状が出る場合がある。

 

 

男性ホルモンのアンドロゲン亢進が女性に与える影響については下記も参照

 

 

 

女性の場合DHEAに代わる方法が

プロゲステロンクリームの塗布

Source Naturals, ナチュラル・プロゲステロンクリーム, 4 oz (113.4 g)

プロゲステロンは卵巣だけでなく副腎皮質でも微量ながら分泌され、

 

その後DHEAに変換され、DHEAはさらに性ホルモン、コルチゾール他副腎ホルモンへと変換されるから、

 

副腎皮質の初期に存在するプロゲステロンを足してやることで、そこから必要なホルモンが選択的に製造されるという寸法。

 

 

 

PMSはプロゲステロンとマグネシウムで緩和させる

 

女性の副腎疲労ではプロゲステロン分泌が低く月経前症候群(PMS)が悪化しやすいため、

 

プロゲステロンとマグネシウム不足を補ってあげることでPMSの改善に期待ができる。

 

 

マグネシウムに関してはこれ読んで↓

 

 

 

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